和歌山県の調べによると、07年の観光客は前年比4.7%増の3208万3千人となり、宿泊、日帰り客とも増加。外国人宿泊客は同29.8%増の16万3870万人で、「過去最高を記録」(観光交流課)した。
宿泊客は同5.1%増の556万7千人、日帰り客は同4.6%増の2651万6千人。
主要観光地を見ると、最も高い伸びを示したのは旧白浜町で、同6.5%増の333万7千人。高速道の延伸でマイカー利用者が増えたことやサファリパークの双子のパンダが話題を集め、宿泊客、日帰り客とも増加。一方、龍神温泉(田辺市龍神村)は台風の影響や温泉宿泊施設の休館などで、同11.1%減の60万人にとどまった。
外国人客については、「欧米では世界文化遺産の高野山が人気で、フランス、米国を中心に大幅に増加。アジアは白浜町宿泊のゴルフツアーが好評な韓国が大きく増え、和歌山人気が継続している香港、温泉と那智の滝が人気の台湾も堅調な伸びを見せた」(同)。